ピンクグロー(PINKGLOW)注射とは
ピンクグローは、グルタチオン、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、非架橋ヒアルロン酸、コエンザイムなど、50種類以上の美肌成分をバランスよく配合した注射です。
シミや肝斑、ニキビ・皮膚炎・外傷後にみられる色素沈着、くすみなど、さまざまな色ムラへの働きかけが期待できます。
従来、肝斑や炎症後色素沈着の治療に用いられてきたハイドロキノン・トレチノインの外用療法や、トーニング、リバースピールなどと比べると、少ない施術回数・短い期間でも効果を感じやすいとされています。また、レーザー治療による肝斑の悪化や、炎症後色素沈着の予防を目的に使用することもあります。

ピンクグローの治療効果
■ 肝斑・炎症後色素沈着などの改善
グルタチオンやビタミンCには、強い抗酸化作用があり、活性酸素を取り除く働きがあります。さらに、メラニンを作り出すメラノサイトへの刺激を抑え、チロシナーゼの働きを穏やかにします。また、黒色メラニン(ユーメラニン)を黄赤色メラニン(フェオメラニン)に変える働きもあるとされ、肌のトーンアップも期待できます。
■ ハリ・弾力アップ、小じわの解消
ヒアルロン酸が水分を引き寄せて保持することで、ふっくらとした弾力を保ち、乾燥による小じわが目立ちにくくなります。ビタミンCのコラーゲン合成を促す働きと抗酸化作用により、肌のハリ感や弾力の向上も期待できます。コエンザイム複合体は、コラーゲンなどのタンパク質合成をサポートし、肌のハリ・ツヤ感の改善に役立ちます。
■ 肌の保湿・保水効果
ヒアルロン酸の水分を引き寄せて保持する働きにより、肌の乾燥を防ぎ、潤いのある肌へ導きます。
■ 毛穴の引き締め
ビタミンCの皮脂抑制作用と、ヒアルロン酸による水分保持により、乾燥やたるみで開いた毛穴が目立ちにくくなります。肌のキメが整うことで、ファンデーションのノリの良さも感じやすくなります。
注入の仕方
手打ち注射は、医師が直接患部に薬剤を注入するため、症状の程度に応じて注入量・注射部位を細かく調整できます。
機械を用いた水光注射は、深さを均一に広範囲で注入することが可能です。
肝斑の他の治療法との比較
| 治療法 | ピンクグロー注射 | トーニング | ハイドロキノン外用 |
| 主な目的 | 総合的な美白・肌質改善 | メラニンの粉砕 | メラニン生成の抑制 |
| 肝斑へのリスク | 非常に低い | 稀に悪化、白斑の可能性あり | 長期使用で白斑のリスク |
| 肌質改善効果 | 高い(多成分) | 中程度(熱刺激) | 低い(表面のみ) |
| 痛み | テープ麻酔後に施術します | パチパチとした刺激 | なし |
ピンクグロー注射の施術の流れ
- 診察・カウンセリング:
皮膚科専門医が現在の肌状態(肝斑の有無、肌の厚み、乾燥度)を確認し、最適な施術方法をご提案します。 - クレンジング:
当院備え付けのクレンジングでメイクを落としていただきます。 - 麻酔:
前に表面麻酔(クリームまたはテープ)を行い、負担を抑えて施術を受けていただけるよう配慮します。
30~60分かかります。テープ麻酔であれば、事前に貼付してから来院いただくことも可能です。 - 施術(注入):
医師が極細の針を用いて、気になる部分に薬剤を注入します。
効果の持続期間と推奨回数
- 効果実感: 注入後1〜2週間で、肌のトーンアップや潤いを感じ始める方が多いです。
- 治療サイクル: 2〜4週間おきに1クール(3〜5回)受けていただくことをおすすめしています。
- 持続期間: 1クールの完了後、半年〜1年程度の効果が持続するとされています。その後は半年に1回程度のメンテナンスで、状態を保ちやすくなります。
実際の症例(メーカー提供)

ピンクグロー手打ち:全顔2回後

ピンクグロー手打ち:全顔3回後
施術を行えない方
以下に該当する方は、安全のため施術を控えていただいています。
- 妊娠中・授乳中
- 成分にアレルギーがある方
施術後の経過と注意点
- 赤み・腫れ: 直後に出現しますが、通常2〜3日(早ければ数時間)で落ち着きます。
- 内出血: まれに小さな点状の内出血が出ることがありますが、1〜2週間程度で消え、メイクで隠せる範囲です。
- 生活制限: 当日のサウナ、長風呂、激しい運動、過度な飲酒は血流が良くなり腫れが長引く原因になるため、お控えください。
- スキンケア: 翌日からメイク、日焼け止めのご使用が可能です。
未承認医薬品等に関する表示
ピンクグロー(PINKGLOW)は医薬品医療機器等法において、日本国内で承認されていない医薬品(医療機器)です。
- 入手経路: 医師が個人輸入にて入手しています。
- 国内の承認医薬品等の有無: 同一の成分・性能を有する承認済みの製剤はありません。
- 諸外国における承認: 米国FDA、欧州CE等の安全基準を満たしている製剤です。
- 救済制度: 万一、重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
肝斑やくすみを諦めない、理想の透明感へ
肝斑やくすみは、体質だからと諦めてしまう方も少なくありません。
「本当に自分に合う治療かわからない」「これまで治療をしてきたが、効果を感じにくかった」という方は、ぜひ皮膚科専門医にご相談ください。お一人おひとりの肌状態に合わせた治療をご提案します。
監修:柏の葉スキンクリニック 院長 山下千聡(日本専門医機構認定 皮膚科専門医)