毛穴
毛穴の目立ちは、 皮脂分泌の過剰、角化異常(詰まり)、皮膚の弛緩(たるみ)、そして微細な炎症が複雑に絡み合った結果です。 自己流の「剥がすパック」や「強いスクラブ」は、かえって毛穴を広げ、真皮の構造を壊してしまうリスクがあります。 当院では、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が、毛穴の状態(詰まり・開き・たるみ・色素沈着)などの分類に応じた治療を提供いたします。
1. 「毛穴」の種類
毛穴の治療戦略を策定する上で、その病態を正確に診断することは不可欠です。 当院では主に以下の4つのタイプを見極め、適切なアプローチを選択します。
① 詰まり毛穴(いちご鼻・角栓)
- 病態: 過剰な皮脂と古い角質が混ざり合い、毛穴の中で固まって「角栓)」を形成した状態です。
- 特徴: 鼻や顎に多く、白や黒のポツポツとして観察されます。放置すると酸化して黒ずみになります。

② 開き毛穴(皮脂)
- 病態: 皮脂腺が発達し、過剰な皮脂を排出し続けることで毛穴の出口が物理的に押し広げられた状態です。
- 特徴: Tゾーンや頬に丸く開いた毛穴が目立ち、肌のテカリを伴います。

③ たるみ毛穴(エイジング)
- 病態: 加齢や紫外線による光老化で、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少。毛穴を支える構造が弱まり、重力によって毛穴が縦長に伸びた状態です。
- 特徴: 頬に多く見られ、肌を斜め上に引き上げると目立たなくなるのが特徴です。

④ メラニン毛穴(色素沈着)
- 病態: 毛穴の入り口付近でメラニンが過剰に生成され、ドーナツ状に茶色く縁取られた状態です。詰まりがないのに黒ずんで見えるのが特徴です。

3. 当院の毛穴治療
当院では、ダウンタイムや痛みに配慮した最新のデバイスを取り揃えています。
注入・導入
・キュアジェット
針を使わず、空気圧で薬剤を均一に導入する最新の無針注射です。
- メカニズム: 皮膚の非常に浅い層にボトックスを散布します。
- 効果: 立毛筋や皮脂腺に作用し、「皮脂の抑制」「毛穴の引き締め」「肌のテカリ改善」効果を発揮します。
- 肌育: ボトックスの他に、ジュベルック(ポリ乳酸)を導入することで、コラーゲン再生を促し、たるみ毛穴を改善します。
レーザー
・ジェントルマックスプロ(レーザーフェイシャル)
- 効果: 「つまりの解消」「皮脂の抑制」「毛穴の引き締め」「メラニンの排出」の効果を発揮します。産毛により毛穴が目立つ場合、脱毛効果も得られます。
[ジェントルマックスプロのページを見る]
・Q-plus C(フラクショナルモード)
- 効果: YAGレーザー等を点状(フラクショナル)に照射し、表面に傷をつけずに真皮層を刺激します。
- メリット: コラーゲン増生により、たるんで開いた毛穴をキュッと引き締めます。直後からメイク可能です。
・Vビームフェイシャル
- 効果: 赤みを伴う毛穴やオイリー肌に有効です。真皮の血管をケアしつつ、熱刺激でコラーゲン産生を促進します。
ピーリング
・ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴール)
- 効果: 酸の力で角栓を溶かし出し、ターンオーバーを正常化します。
- 適応: 詰まり毛穴、いちご鼻のファーストチョイスです。
・マッサージピール
- 効果: トリクロロ酢酸を真皮まで浸透させ、コラーゲンの生成を促します。
- 適応: たるみ毛穴に有効です。
おすすめのオプション
・ケアシス(エレクトロポレーション)
レーザーやピーリング後の肌に、イオン導入の約20倍の浸透力で美容成分を導入します。 マイナス20℃の冷却機能があり、施術後の赤みやほてりを素早く鎮静しながら、毛穴を引き締めることもできます。
- ペップビュー(成長因子): エイジング毛穴に。
- レナトスTaプラス(ビタミンC): 皮脂抑制・黒ずみに。
4. よくあるご質問(FAQ)
A. 避けてください。毛穴周囲の組織を傷つけ、線維化(硬くなる)を引き起こし毛穴を広げてしまうリスクがあります。
A. 詰まり毛穴はピーリング数回で効果を実感できますが、たるみ毛穴や開き毛穴の場合は、1ヶ月に1回のペースで3〜5回程度の継続が理想的です。
A. 当院のサリチル酸マクロゴールピーリングは、刺激が極めて少なく、敏感肌の方でも安心して受けていただける製剤を選択しています。
5. 未承認医薬品等に関する表示
当院の毛穴治療で使用する一部の機器・薬剤について、以下の情報を開示します。
Q-plus キュアジェット(CUREjet)およびジュベルック(Juvelook)は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器・医薬品です。Q-plus Cのフラクショナルモード等、一部の美容目的使用も国内承認外の用途となります。
当院では医師の責任において、適正な輸入ルート(BAZ BIOMEDIC社等)を通じて導入しています。
国内において、同様の「無針ジェット注入」や「コラーゲンブースター」を目的とした承認医療機器・薬剤は限られています。
使用機器は韓国KFDAや欧州CEマーク、米国FDA等の承認を取得しているものを中心に採用し、世界的な臨床実績を有しています。国内未承認のため、副作用救済制度の対象外となります。
柏の葉キャンパス・柏・流山エリアで毛穴にお悩みの皆様へ
毛穴の悩みは、正しい診断と医学的なアプローチによって、コントロールできる時代です。 健やかな肌で過ごせるように、ぜひ一度ご相談ください。
監修:柏の葉スキンクリニック 院長 山下千聡 (日本専門医機構認定 皮膚科専門医)