花粉症

1. 花粉症とは

花粉症は、体内に侵入した花粉(アレルゲン)に対して、免疫システムが過剰に反応して起こるアレルギーです。症状として、くしゃみや鼻水、目のかゆみがあります。

花粉皮膚炎

花粉症の時期に「顔がかゆい」「まぶたが腫れる」「肌がザラザラする」という症状が出ることがあります。これは、花粉皮膚炎と呼ばれる症状です。花粉が直接肌に付着することで、皮膚のバリア機能が低下した部位に炎症が起こります。当院では、鼻や目の症状と同時に、皮膚のバリア機能を整えるスキンケア指導や外用薬の処方を行います。

2. 舌下免疫療法

「薬を飲んで一時的に症状を抑える」のではなく、アレルゲンを少しずつ体に慣れさせることで、アレルギー反応を起こさない体質を目指す治療法です。

舌下免疫療法の仕組みと特徴

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服用方法
アレルゲンを配合した錠剤(シダキュアなど)を、1日1回舌の下(舌下)に置いて服用します。
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粘膜吸収の重要性
舌下錠は、飲み込んだり噛み砕いたりせず、舌下の粘膜から直接成分を吸収させることが重要です。これにより、肝臓での代謝(初回通過効果)を受けずに効率よく体内に取り込むことができます。
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対象
5歳以上のお子様から大人の方
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期待できる効果
約80%以上の方に症状の改善が認められ、薬の量を大幅に減らす、あるいは全く必要なくなる可能性があります。

費用と治療期間

  • 治療期間:3年〜5年の継続が推奨されます。
  • 費用(目安):保険適用となり、3割負担の方で再診料と薬代を合わせて1ヶ月あたり約1,500円〜2,500円程度です。

   18歳以下のお子様は「子ども医療費助成制度」を利用することが可能です。

開始時期の注意点

花粉飛散シーズン中には新しく開始することができません。 飛散が終わった時期(5月中旬〜12月頃)に開始するのが一般的です。

3. 日常生活でできる花粉対策

治療の効果を助けるために、日常生活での工夫も大切です。

家の中に持ち込まない:帰宅時は玄関前で花粉を払い、すぐに洗顔やシャワーを行いましょう。

適切な湿度管理:湿度が40%を下回ると花粉が舞い上がりやすくなります。加湿器を活用しましょう。

皮膚の保湿:皮膚バリアが壊れていると花粉皮膚炎を起こしやすくなります。セラミド等の入った保湿剤で肌を保護しましょう。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 舌下免疫療法の副作用はありますか?

A. 服用直後の口の中の腫れや痒み、喉の違和感などが報告されていますが、多くは数分から数十分で治まります。稀に強いアレルギー反応が起こる可能性があるため、初回服用はクリニック内で行い、経過を観察します。

Q. 妊娠中・授乳中でも花粉症の治療は受けられますか?

A. はい、可能です。胎児への影響が少ないとされる第2世代抗ヒスタミン薬や、安全性の高い点鼻薬などを専門医が慎重に選択して処方いたします。


柏の葉キャンパス・柏・流山エリアで花粉症にお悩みの方へ

花粉症のシーズンも快適に過ごせるように、症状とライフスタイルに最適な治療をご提案します。花粉皮膚炎にお悩みの方も、ぜひお気軽にご相談ください。


監修:柏の葉スキンクリニック 院長 山下千聡 (日本専門医機構認定 皮膚科専門医)


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